ワンポイント・ぜみなーる

管理ダムの情報について

公開されている管理ダムの情報は、どのようなものがあるでしょうか。

国土交通省及び水資源機構が管理している管理ダムについて、とりまとめて公開されている情報の種類や確認の仕方を4回に分けて紹介しています。

なお、ここに紹介するほか、それぞれのダム管理所(都道府県・電力)等で公開されている情報もあります。

(財)ダム水源地環境整備センター
ダム広報センター

第1回:管理ダム情報の見方(6月号/7月号)
第2回:川の防災情報で公開されているダム諸量と用語解説(8月号/9月号)
第3回:水文水質データベースで公開されているダム情報と用語解説(10月号/11月)
第4回:河川環境データベースで公開されているダムに関する情報(今回)


第4回 河川環境データベースで公開されているダムに関する情報


「河川環境データベース」は、国土交通省が全国109の一級水系等で実施している「河川水辺の国勢調査」の生物等の調査結果をデータベースとして公開しているものです。
このうち本データベースで公開されているダムに関する情報(「河川水辺の国勢調査【ダム湖版】」)のアクセス方法について紹介します。


1.河川水辺の国勢調査【ダム湖版】の概要


(1)河川水辺の国勢調査【ダム湖版】の目的

河川水辺の国勢調査【ダム湖版】は、全国の直轄・水資源機構管理ダムを中心に、ダム湖及びその周辺に生息する生物とその生息・生育環境との関係を的確に把握し、生物の良好な生息・生育環境の保全を念頭においた適切なダム管理に資することを目的として行うものです。
また、管理段階のダムにおいては、一層適切な管理が行われることを目的に「ダム等管理フォローアップ制度」が平成8年度から試行され、平成14年度から本格実施されており、この制度のもとで、河川水辺の国勢調査【ダム湖版】のデータも活用されることになっております。

2. 生物調査の概要


(1) 生物調査の結果で確認できること

 生物調査の結果より確認できることを魚類を例に図−1に示します。
ダム別に確認できる魚類の目・科・種がわかります。

(画像をクリックすると拡大サイズで表示さます。)


図−1 魚類確認種一覧の例


(2) 生物調査の調査項目及び調査頻度

 生物調査の調査項目、調査頻度を表−1に示します。


表−1  生物調査の調査項目及び調査頻度

No. 調査項目 調査対象 基本的な調査頻度
1

生物
調査

 魚類調査  魚類  5年に1回
2  底生動植物調査  水生昆虫を主体とし、貝類、甲殻類、ゴカイ類、ヒル類等  5年に1回
3  動植物プランクトン調査  動物プランクトン、植物プランクトン    5年に1回
4

 植物調査(植物用)

 維管束植物(シダ植物及び種子植物)  10年に1回
5  鳥類調査  鳥類  10年に1回
6  両生類・爬虫類・哺乳類調査  両生類、爬虫類、哺乳類  10年に1回
7  陸上昆虫類等調査  陸上昆虫類、クモ目  10年に1回
8  ダム湖環境基図作成調査  植生分布、河川の物理環境等  5年に1回


(3) 生物調査へのアクセスの流れ

…敢瑳損椒瀬燹Τ稜Ъ錣覆鼻各項目を一覧形式で調査結果を確認する場合のアクセスの流れを図−2に示します。

(画像をクリックすると拡大サイズで表示さます。)




水情報国土データ管理センター
→河川環境データベース

河川環境データベース
→ダム湖版

ダム環境データベース
→生物調査結果
 

生物調査結果

生物調査結果
→調査実施ダム

生物調査結果
→調査結果の概要

生物調査結果
→確認種の一覧

図−2 調査項目を一覧形式で確認する場合のアクセスの流れ



 ⊃綏蓮Ε瀬燹Τ稜Ъ錣覆鼻各項目を個別に指定して調査結果を確認する場合のアクセスの流れを図−3に示します。

(画像をクリックすると拡大サイズで表示さます。)




水情報国土データ管理センター
→河川環境データベース

河川環境データベース
→ダム湖版
 

ダム環境データベース
→オンライン検索

オンライン検索画面

図−3 調査項目を個別に指定して結果を確認する場合のアクセスの流れ



3. ダム湖利用実態調査の概要


(1) ダム湖利用実態調査の結果で確認できること

 ダム湖利用実態調査の結果より確認できることを宮ヶ瀬ダムを例に図−4に示します。
年間利用者数、利用形態などがわかります。

(画像をクリックすると拡大サイズで表示さます。)


図−4 個別ダム利用実態


(2) ダム湖利用実態調査の調査項目及び調査実施時期 

「ダム湖利用実態調査」は、平成3年から、3年に1回の頻度で調査を行っています。
平成18年度 ダム湖利用実態調査の調査項目、調査実施時期を表−2、3に示します。


表−2  ダム湖利用実態調査の調査項目、目的

用途 調査項目 目的
 年間利用者数の推計に利用  利用者カウント調査  年間利用者数の推計に用いる基礎データ(サンプル日における利用者数)の収集
 イベント調査  ダム湖における利用者数の影響要員である各種イベントの開催状況および参加人数の把握
 利用特性の分析に利用

 利用者アンケート調査

 ダム湖の利用目的、感想等の把握および年間利用者数の推計にあたっての基礎データの収集
 施設利用者数調査

 ダム湖周辺にある施設での日別利用者数の把握



表−3  調査実施日一覧

調査項目 調査実施日等
 利用者カウント調査  平日・休日、合計7日間において実施した。
 イベント調査

 平成18年3月1日から平成19年2月28日までの1年間における状況を聞き取り調査等により実施した。

 利用者アンケート調査

 平日・休日合計7日間において実施した。
 施設利用者数調査  平成18年3月1日から平成19年2月28日までの1年間における状況を聞き取り調査等により実施した。

 



(3) ダム湖利用実態調査へのアクセスの流れ


ダム湖利用実態調査へのアクセスの流れを図−5に示します。

(画像をクリックすると拡大サイズで表示されます。)



水情報国土データ管理センター
→河川環境データベース

河川環境データベース
→ダム湖版

ダム環境データベース
→ダム湖利用実態調査

ダム湖利用実態調査
→平成18年度 調査結果概要

図−5 ダム湖利用実態調査へのアクセスの流れ





今回お届けした「河川環境データベースで公開されているダムに関する情報」についてご理解いただけたでしょうか。



ダムについてもっと知りたいことや掲載してほしいことなどを、ダム水源地ネットメールフォームよりお寄せ下さい。

今後、可能な範囲でご紹介いたします。

【出典】

■水情報国土データ管理センター川の防災情報、河川環境データベース