水源地紹介
豊稔池堰堤
〜香川県観音寺 市〜
観音寺市 | |
1. 香川県観音寺市の紹介
観音寺市は、香川県の西南部に位置し、西は瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)に面し、沖合には伊吹島などの島しょを有している。南は讃岐山脈の雲辺寺山、金見山などを境に徳島県や愛媛県に接し、高知県にも近く、四国のほぼ中心に位置しています。
市の中央部には三豊平野が広がり、東部から西部に向かって財田川、柞田川などの河川が流れ、豊かな田園地帯となっており、河口付近に市街地が形成されています。東部から南部にかけては山間地が、北部には七宝山などの丘陵地が連なっています。
三豊平野にはため池が多数点在し、観音寺市の地勢の大きな特色となっています。
本市には、国道11号、377号が北東から南西に走っており、それに平行して四国横断自動車道があり、大野原インターチェンジを有しています。
また、特急列車の停車するJR観音寺駅のほか、豊浜駅、箕浦駅があり、通勤、通学等の要所になっており、高松、岡山までそれぞれ約1時間と交通の便に恵まれています。
・観音寺市ホームページ:http://www.city.kanonji.kagawa.jp/
2. 豊稔池堰堤の紹介

▲豊稔池堰堤

▲豊稔池堰堤(航空写真)
阿讃山脈を分け入る柞田川上流に「豊稔池堰堤」があります。長い年月の風雨にさらされた堰堤は、まるで中世ヨーロッパの古城を思わせる偉容と風格があり、水を湛えた水面と周囲の山並みとの調和で四季折々に見事な景観を見せてくれます。
堤長145.5m、堤高30.4mのコンクリート造溜池堰堤で、両端部を重力式、中央部が5個のアーチと6個の扶壁(バットレス)からなるマルチプルアーチ式で、その先駆的かつ希少な構造形式は農業土木史上価値が高く、また、昭和前期における堰堤建設の技術的達成度を示しており、平成18年12月19日に重要文化財(建造物)に指定されました。
大正15年に起工、昭和4年11月の竣工後、80年近く経過した今でも約500haの農地の水がめとして活躍しています。建設に際してはすべて地元農家の出役で工事が行われ、約3年8カ月の間無事故で完成したことは本当にすばらしいことです。
また、当初、池の名称は「田野々池」でありましたが、昭和4年5月に三土忠造大蔵大臣が現地視察をした際に「豊稔池」と命名されました。
平成6年に大規模な改修工事や周辺整備が終わり、一年を通じて多くの観光客がここを訪れています。特に、夏(不定期)に行われるユルヌキ(放流)風景は季節の風物詩として知られています。
・豊稔池堰堤(観音寺市ホームページ):http://www.city.kanonji.kagawa.jp/sight_n/hounen.html
3. 観音寺市の名産品等
麹、いりこ、ちりめん、かまぼこ、えびせんべい、おいり、綿、装飾刺繍、さぬきうどん、梨・レタス、いちご・セルリー
4.観音寺市の主なイベント
■ちょうさ祭り
観音寺市内には117台のちょうさがあり、10月には各地でちょうさ祭りが開催されます。
![]() ▲1カ所に20台以上のちょうさが集う さぬき豊浜ちょうさ祭 |
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・ちょうさ祭りの開催日程(観音寺市ホームページ):http://www.city.kanonji.kagawa.jp/info/w72/120823-1.html
5. 水源地マップ(観音寺市)

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■豊稔池堰堤へのアクセス
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