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ダム・水源地トピックス

◆金山ダム 日本ダムアワード2016 ダム大賞・洪水調節賞 授賞式

◆八ッ場ダムファン倶楽部特別見学会〜八ッ場ダム20m立ち上がる〜

◆第20回記念大会 さくら湖マラソン大会が開催   

◆第2回排砂バイパストンネルに関する国際ワークショップの参加報告

◆平成29年度「地域に開かれたダム」全国連絡協議会総会開催



金山ダム 〜日本ダムアワード2016 ダム大賞・洪水調節賞 授賞式〜



 平成29年5月28日(日)に、北海道開発局の金山ダムにおいて、日本ダムアワード2016 ダム大賞・洪水調節賞の授賞式が行われました。
  金山ダムは、石狩川水系空知川に昭和42年に完成した多目的ダムで、北海道唯一の中空重力式ダムです。今回の受賞のきっかけとなったのは、昨年8月30日から9月1日にかけての台風10号による大洪水です。この洪水では金山ダム完成後最大の流入量を観測しましたが、ダムの洪水調節によりたいへん大きな効果を発揮しました。

 日本ダムアワードの洪水調節賞は、その年にもっとも印象に残った洪水調節を行ったダムに授与するもので、ダム大賞は洪水調節賞、低水管理賞等の各部門でノミネートされたダムの中から、もっとも印象に残ったダムに授与するとされています。

 授賞式は、ダム愛好家の皆さんが15名ほど、全体で40名を超える参加者で行われました。




 金山ダム管理支所長の赤坂さんの司会で授賞式が始まり、冒頭、日本ダムアワード選考委員会主催者として萩原雅紀さんからご挨拶がありました。金山ダムの受賞について、「大きな被害が出た空知川流域において、下流の被害を限りなく防いだ」ことで洪水調節賞を受賞し、「多くのの被害があった北海道のダムたちの象徴としてダム大賞に選ばれた」というコメントがありました。


 引き続いて受賞経緯について、選考委員会の炭素さんから「満水ギリギリになるまでのゲート操作や下流の要請に応じて放流量を減らす」などの活躍が評価されて、洪水調節賞ノミネート4ダムの中から約半分の票を得て金山ダムが洪水調節賞を受賞したとの紹介がありました。


 来賓として、地元南富良野町の池部町長から「50年前にダムと共に生きることを南富良野町は決断しました。南富良野町が今年50周年を迎え、金山ダムができて50年という節目の年にこのような賞を頂き感謝申し上げます。」という思いのこもったご挨拶がありました。

 

 記念品の授与については、洪水調節賞の盾は炭素さんから、ダム大賞のトロフィーは萩原さんから、昨年金山ダム管理支所長だった青木二郎さんにそれぞれ手渡されました。

 


 ゲストとして、札幌テレビのバラエティ番組「ブギウギ専務」のウエスギ専務さんも参加。この番組では「ダムカード巡りの旅」などの企画があり、授賞式会場でも「ダムLOVE」の掛け声でたいへん盛り上げて頂きました。

   

授賞式終了後、金山ダムの異常洪水時防災操作について、管理支所の成田係長さんから講演があり、その後、記念写真撮影と自由見学が行われました。

 上の写真は自由見学をしている光景です。 中空重力式ダムの内部を楽しく見学する事ができました。

 


八ッ場ダムファン倶楽部特別見学会 〜八ッ場ダム20m立ち上がる〜


○ダムは20m立ち上がった
 5月28日(日)五月晴れのもと、八ッ場ダムファン倶楽部特別見学会(以下「特別見学会」という)に参加し、八ッ場ダム本体工事現場を八ッ場ダムファン倶楽部の一人として見学してきました。
 ダム工事は今や最盛期、堤高116mの約2割、20mほど高さに立ち上がっています。平成31年完成に向け順調に進んでいる様子。この日は日曜日で本来休日のところ、最近の雨天のため振り替えて施工しているとのことでした。
八場ダム工事事務所では、今年の4月から「八ツ場ダム観光プロジェクト‘やんばツアーズ‘」を日本一のインフラ観光ツアーとしてスタートしています。
 特別見学会は、やんばツアーズ10本の特別プログラムの一つで、全国のダムファンを募集し「八ツ場ダムファン倶楽部」を組織して、会員限定の見学会としたものです。
 第1回の特別見学会は、5月27,28,30日の3日間行われ、応募者は全体で約70人、ファンクラブ登録者約150人の半数程度とのことです。見学日程は、ダム本体工事施工状況を見ながら予定を組むので、直前にならないと決まらないと言うことでした。
 見学者には名古屋方面や、矢木沢ダムなどを見学してきたダム愛好家もおられました。
特別見学会は、八場ダム工事事務所藤枝地域振興課長の案内で右岸ダム天端付近の展望台から、まずダム本体工事全体を一望し工事状況の説明を受けました。原石山から切り出したコンクリート用骨材のベルトコンベヤーによる左岸上部貯蔵ビンへの搬入→コンクリート製造(混合練り混ぜ)→練り上げたコンクリートのケーブルクレーンとSP−TOM(コンクリート搬入装置)による下部打設面への搬入→打設面に搬入されたコンクリート敷均し・締め固めなどダム本体工事の全体を一望できました。

 


右岸天端付近よりコンクリート打設面作業、左岸骨材製造設備、ケーブルクレーン、SP−TOM、
750tタワークレーンなど・・・を望む

 

 次に、左岸側に廻りコンクリート打設面に近い左岸足場上から間近にコンクリート打設面の作業を見せて頂いた。

一般現場見学会ではここまでは入れないところです。

 


ダンプによるコンクリート移動、ギャラリーが見える、利水放水管(径2m)敷設中・・・


○750tクレーンが活躍

 八ッ場ダム堤体工事現場では、河床からダム堤体への工事用進入路がなく、コンクリートはケーブルクレーンとSP−TOM(左岸斜面に沿わせたパイプ移送)で打設面へ下ろし、打設面に搬入されたコンクリートは32tダンプで打設箇所に移動される。この32tダンプ等の重機類の移動は、上流締め切り直下の750tクレーンにより打設面に吊り込む。

「あれはギャラリーの立ち上がりですか?あれはRCD工法の目地きりですか?リフトは何mですか?(1m)」等々のダム愛好家らしい専門的な質問が飛び交う。

 


コンクリート敷均し 振動ローラによる転圧


○見えてきたダム下流面

 最後は、ダム下流側河床付近から3門の洪水吐水叩き部のきれいな曲線が見えてきた、ダム本体下流面を眺めながら減勢工工事等を身近に見学しました。



○ダム放流見学の候補地

 減勢工下流部から、うしろを振り返るとダム直下流方向に名勝吾妻峡の小蓬莱(見晴台)があり、ダム完成後のダム放流を見学するのに絶好の場所になりそうだ。
この後、特別見学会は、にぎわう「道の駅八ッ場ふるさと館」に戻り解散となりました。
 ご案内ありがとうございました。
 次回特別見学会は、何処までコンクリートが打ち上がっているか楽しみです。


名勝吾妻峡の小蓬莱


○整備が進む八ッ場ダム貯水池周辺

 特別見学会に先立ち、単独で八ッ場ダム貯水池周辺で既に完成し機能している付替国道145号、付替JR吾妻線、代替地川原湯温泉と河原畑地区などを回った後、不動大橋左岸にある「道の駅八ッ場ふるさと館」立ち寄りました。





代替え地川原湯温泉

代替地川原畑地区

ダムサイト右岸に整備された代替墓地


○道の駅八ッ場ふるさと館が盛況

 道の駅八ッ場ふるさと館は、完成して4年目、今や年間40万人が訪れる長野原地域の一大観光地になりつつある。今日も駐車場は、オートバイも含めいっぱいの盛況でした。

 ふるさと館のレストランで、「八ッ場ダムカレー」を頂きました。




第20回記念大会 さくら湖マラソン大会が開催

〜約1700人ものランナーを集め、初夏のすがすがしい青空のもとに老若男女が三春ダム湖岸を快走!!〜


 平成29年6月11日(日)、平成10年度から管理を開始している国土交通省直轄管理三春ダムの湖岸をコースにしたマラソン大会が盛大に行われました。三春ダムの完成を記念して始まった本大会は、今年で20回を迎え、記念すべき大会となりました。
 地域の方々が一体となって継続して取り組み育ててきたこの記念すべき大会について紹介します。


大会日時
 平成29年6月11日(日) 7:30〜12:00
大会会場
 中郷学校 福島県田村郡三春町柴原神久保235
      (受付、開会式、マラソンスタート・フィニッシュ、表彰式)

さくら湖マラソン大会
(1)さくら湖マラソンが誕生した経緯
平成9年に三春ダム(さくら湖)が完成し、三春町が進める「健康増進、体力の向上、そして生涯スポーツの普及」
を目的に、自然豊かなさくら湖の美しい景観を見て楽しみながら走ってもらいたいとの趣旨から平成10年10月10日に第1回大会を開催しています。
大会当初は100人足らずの参加者でしたが、回を重ねるにつれ、全国各地から参加者が集まるようになり、
本第20回記念大会では、1600人を超える参加者が集まり、過去最大規模の大会にまでになっています。

 


春田大橋

三春ダム

 (2)さくら湖マラソンの特徴
 さくら湖マラソンの特徴は、当地域のシンボルとなっている特徴的な形状をした美しい春田大橋や白亜の城を想わせる三春ダムの堤体を走り抜け、さくら湖周辺の美しい景観や自然を感じ楽しみながら走るコースとなっており、誰もが一度は訪れてみたいと考えているうらやましいコース設定をしています。また、地元団体がふるまう三春汁も参加者から好評です。三春汁の振る舞いは、年々参加者が増加している要因の一つであると考えられています。
 今回、第20回は記念大会として、スペシャルゲストとしてオリンピックメダリストの有森裕子さんをお招きし、前日の講演会に引き続き、当日は親子ペア(2km)に参加して頂きました。


(3)さくら湖マラソンに参加した方からの評判
さくら湖マラソンに参加した方々にマラソンの魅力について感想等を伺っております。
大体以下のような内容に要約できます。

○景色は「自然」を感じられるもので、大変満足な大会でした。
○初夏の三春ダム周辺は、景観が最高で気持ちよく走れました。
○きれいな湖に爽やかな風、適度なアップダウン、なによりもあの参加費で使い勝手のいいバックに具沢山の三春汁も頂けて感動です。
○自然が綺麗で、走っていて風景も楽しめました。
○地元の方々が自分達の手で育ててきた大会だと感じました。

三春汁

 

(4)第20回さくら湖マラソンの状況                         三春汁
マラソンは、2km、3km、5km、10kmの4コースがあります。それぞれのコースは以下の図の通りです。
どのコースも評価の高い内容ですが、その中でも地域のシンボルとなっている春田大橋、三春ダム堤体を走り抜ける気分は格別なようです。


(5)第20回の参加者数内訳
  第20回さくら湖マラソンの参加者数は、1666人です。種目別内訳は次の一覧表の通りです。
 尚、参加者のうち、最も遠方からの参加者は、大阪府、滋賀県からの50〜60代の男性の方です。
ずいぶん遠方から参加される方がいらっしゃるようです。たった一日のために泊まり込みの参加ご苦労様です。
 また、参加者のうち最もご高齢の参加者は、東京都からの参加者で80才の男性の方、また、最も年少の参加者は、
3才のお子さんとなっています。お年寄りから幼児まで、実に幅のある参加者層になっています。

(6)第20回さくら湖マラソンの状況




開会式(全景1)

開会式(全景2)


挨拶(町長)

a

挨拶(スペシャルゲスト)



選手宣誓

さくら湖

マラソンスタート

三春ダム

春田大橋

表彰式

受付

三平汁(ボランティア活動)

救護所

三平汁(行列)



第2回排砂バイパストンネルに関する国際ワークショップの参加報告


1.経緯

水源池環境センター(WEC)ではダム貯水池に貯まる土砂の生産動向やダム貯水池の排砂対策について、従前より研究を続けており、今までにダム貯水池土砂管理の技術資料などをまとめてきました。これらをまとめるにあたっては、京都大学防災研究所の角教授を委員長とした研究会を開催し、関係分野の学識者の先生方にご指導を頂いてきました。
一方、角教授は、スイス連邦工科大学 チューリッヒ校 水理・水文・氷河学研究所と国立台湾大学(旧台北帝国大学)の教授らとダムの排砂バイパストンネルに関する研究や情報交換をされており、平成27年4月にチューリッヒ校で第1回の排砂バイパストンネルに関する国際ワークショップが開催されました。本年5月9日〜12日には第2回国際ワークショップが、京都大学宇治キャンパスにて開催されましたのでその様子を報告します。
なお、詳細は、京都大学 防災研究所 水資源環境研究センター 社会・生態環境研究領域のホームページ(http://ecohyd.dpri.kyoto-u.ac.jp/)に掲載されていますので、ご興味のある方はそちらを御覧ください。



ワークショップのオープニング


本ワークショップには、WECのメンバーが実行委員会の一員として、開催前日に会場の京都大学宇治キャンパスのきはだホールに入り、社会・生態環境研究領域のメンバーとポスターセッションや協賛企業の展示ブースなどの会場準備を行いました。

2.基調講演
5月9〜10日は、基調講演2題と6セッションで27題の研究発表がありました。基調講演では、アメリカのアナンデイル博士から、ダムの土砂管理の重要性についてや、気候変動が進行した場合の課題などの問題提起がなされ、台湾の経済部水利署の頼署長からは、台湾における貯水池の厳しい土砂堆積問題の現状と洪水処理の増強も兼ねた土砂バイパスの紹介についての話がありました。


左からアナンデイル博士、角教授、頼署長

 

3.発表会
 引き続き行われた研究発表は、\こΔ稜唳愁丱ぅ僖好肇鵐優觧業(4題)、▲瀬狆緡部における土砂管理(5題)、トンネル(5題)、ち殞砂モニタリング(5題)、ゥ瀬牴捨への影響(4題)、Ρ人僂箚超アセスメント(4題)の発表に加え、ポスターセッション(12題)もありました。


参加者全員で記念撮影(5月9日午前)

 

WECからは研究第2部の大堀上席主任研究員が、.札奪轡腑鵑如岾胴颪稜唳愁丱ぅ僖好肇鵐優襪了例分析結果」について発表しました。


当センター大堀上席主任研究員の発表した研究テーマの表題部

 


大堀上席主任研究員が質問を受けている様子


このほかに日本からは、行政関係(5題)、大学関係(6題)、民間(3題)の発表がありました。国別ではオーストリア1題、スイス5題、インドネシア1題、台湾5題、日本15題でした。

 


小渋ダムについて発表する天竜川ダム統合管理事務所の竹内管理課長



美和ダムについて発表する三峰川総合開発工事事務所の小林所長


4.交流会

 5月9日の夕方には、歓迎交流会が京都市伏見区の「河童」で有名な黄桜伏水蔵で開催されました。酒造技術には特別な水が使用されていることなどが紹介されました。またここでは、京都の伝統文化に接することができ、海外からの参加者のみならず、多くの日本人の方々も堪能されたのではないかと思います。

5.スタディツアー
5月10日の午後3時からは、翌日からのスタディツアーに向けて長野県に移動し、5月11〜12日に、いずれも土砂バイパストンネルを有する長野県管理の松川ダム、国土交通省管理の小渋ダム、美和ダムと、美和ダム上流部の土砂生産状況を見学しました。さらに、美和ダム下流の三峰川の河床状況調査や生物調査を体験しました。




松川ダム排砂バイパストンネル呑口施設前にて

ワークショップへの参加者は170名余、スタディツアーへの参加者は50名余となり盛大なワークショップとなりました。
また、各ダムにおいては、丁寧な説明とお茶などのおもてなしをありがたくいただきました。この場をお借りしてお礼申しあげます。




小渋ダム排砂バイパストンネル内にて

建設中の美和ダム湖内対策施設見学の様子

三峰川上流部にて

三峰川下流部にて調査体験の様子


6.おわりに

全日程において基本的に英語が主体のワークショップでしたので、日本語さえおぼつかない当方としては、意思の疎通に非常にもどかしい思いをした一週間でした。同時通訳の方のありがたさを身をもって感じました。今後、地球温暖化の影響で降雨量のメリハリが大きくなると予測がされていることから、多雨時には堆砂の進行による洪水調節効果の減少や、少雨時には貯水容量の減少による渇水の度合いが大きくなるなどの課題が発生します。どのダムも解決しなければならない課題で、解決策が見つかれば地域の持続的発展につながっていくと思います。今回は、ダムの土砂問題について認識を深めた良い機会だったと思っています。

なお、次回は平成31年春に台湾で開催予定とのことでした。ご興味のある方は申し込まれてはいかがでしょうか。排砂バイパストンネルに関する深い話題が満載だと思います。興味は尽きませんね。





平成29年度「地域に開かれたダム」全国連絡協議会総会開催



○地域に開かれたダム全国連絡協議会総会 

 平成29年6月8日都内全国都市会館において、上記総会が盛大に開かれました。
総会には、27協議会会員のうち岐阜県恵那市小坂市長はじめ13市町の首長等、国土交通省から水管理・国土保全局野村次長、小俣河川環境課長等11名、水源地環境センターから森北理事長ほか6名が出席しました。
今回は、総会に引続きダムライター・ダム写真家の萩原雅紀さんをお呼びして特別講話が開かれました。
 「地域に開かれたダム」は、ダム湖の利活用をさらに推進し、地域の活性化を図るため地域の創意工夫を生かすとともに、ダムを地域に一層開放することを目的として国土交通省が指定するもので現在46ダムが指定されています。
 地域に開かれたダム全国連絡協議会は、地域に開かれたダム指定市町村長で組織され、平成6年に設置されて現在では27市町村が参加しています。
総会は、恵那市小坂市長のご挨拶ではじまりました。

恵那市にある小里川ダムと水車のある道の駅が、地元シルバーによる運営で恵那市人口の10倍にもなる年間50万人の観光客で賑わっていること、福沢桃介の関わった地元の大井ダムが100年になること、10年後にはリニアモーターカーの駅ができることなどが紹介されました。

 


 次に、来賓挨拶として、水管理・国土保全局野村次長から、最近の大洪水においてダムが活躍していること、ダムが地域の資源として利活用されていること、その媒体として、ダムカードやダムカレーが活用されていることなどが紹介されました。


 次に水源地環境センター森北理事長の来賓挨拶があり、最近ダムの洪水調節効果が評価されてきたこと、地域の貴重な資源としてダムが活用されてきたことを上げ、センターとしても協議会を支援していきたいとの挨拶がありました。


 本年度より新規加入した花巻市藤田大迫総合支所長から、早池峰ダムを中心とした地域活性化について積極的に進めていきたい旨の挨拶がありました。

 


 続いて平成28年度事業報告及び決算報告が承認された後、平成29年度役員選任において、新会長が選任されました。


○平成29年度会長は岐阜県伊那市長

平成29年度の新会長は、長野県伊那市白鳥市長、副会長熊本県菊池市江頭市長、監事高知県宿毛市中平市長が選任されました。

   

白鳥会長は美和ダムを、江頭市長代理の木村副市長は竜門ダムを、中平市長は中筋川ダムを、それぞれダムの特徴とこれらのダムを生かした地域活性化について抱負を述べられました。



 その後、平成29年度事業計画及び予算案が審議され決定しました。
さらに、地域に開かれたダム関連事業助成金交付要領に基づく助成事業の充実についても確認されました。

 最後に、水管理・国土保全局小俣河川環境課長から、国土交通省が現在実施しているダムに関する近年の洪水調節・渇水補給等の効果やダムカード・ダムコレクション・ダムツアー等のダムの広報について説明がありました。



○「地域に開かれたダム」の促進に関する要望書

総会に先立ち、全国連絡協議会小坂会長等が、国土交通省水管理・国土保全山田局長に要望書を手渡した。



 要望内容は、ヽかれたダム関連施設が有効かつ効果的に利活用出来るよう周遊歩道等の整備、地域住民への開かれたダム啓発のためのホームページ等の充実、ダム湖内景観維持のための水質改善等の環境対策、ぅ瀬爛張◆爾覆浜教匈萋阿僚室妥が上げられています。


○講話・ダムライター・ダム写真家 萩原雅紀さん

 総会の後、ダムライターでダム写真家の萩原さんに、ダムの魅力、ダムの楽しみ方等についてご自身の体験を踏まえて,ご自身の撮った美しい、珍しいダムの写真を交えて講演がありました。



 萩原さんがダムに興味を持たれたのは、1999年宮ヶ瀬ダムを下から見上げたときの衝撃から、ダム巡りを始め、ダムの情報が少ないため自らホームページ  [Damsite ]を作り、写真等をアップするなど、ダム巡りの第一人者であるとのことです。

 ダムのいろいろなタイプ、ダムの放流などこんな面白いものは皆で見に行こうと考え、 2004年には個人的に観光バスを借りてダムツアーをしたが、その後はDVD「ザ・ダム」などの写真集やダムのトークライブを年一回実施されています。


 ダムに行くきっかけとなる「ダムカード」発行の働きかけや2014年から印象的なダム(洪水調節、低水管理、イベント、放流の各部門)を表彰する「ダムアワード」を企画し、2016年には「ダムかるた」も作られました。



 ダムの魅力は、その巨大さ,同じ形はないことと、やっぱり放流が一番という。「地域に開かれたダム」は地域にとって魅力あるものなので、PRのためにも全国の指定ダムを公表してほしいという注文がありました。 萩原さんは、土木学会誌Vol.101No.10に「マニアから見たインフラの魅力」を投稿、「地域に開かれたダム」がダムファンを生んだきっかけとのことです。



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