水源地紹介

2017.10掲載
国土交通省 関東地方整備局
鬼怒川ダム統合管理事務所

■鬼怒川上流ダム群 ~栃木県日光市~

1.鬼怒川上流ダム群の紹介   
 鬼怒川は、栃木県と群馬県の県境の鬼怒沼を水源として、山峡を東に流下し、栃木県日光市川治温泉地先において男鹿川をあわせ南下しながら、いくつかの支川を合流して関東平野へと入ります。ここから鬼怒川は、一路南下しながら大地をうるおし、茨城県の守谷市において日本で最大の流域面積を誇る利根川に合流しています。

 源流部は、峡谷を流れる急流となっていて、奥日光から流れてくる大谷川と合流するあたりでは、ゆったりした流れとなっています。

 鬼怒川は、その上流に急峻な山々が連なっており、河川の勾配も急で、降雨の影響を受けやすいといった特徴を持っています。

 鬼怒川はこれまで流域に大きな恵みをもたらしてきましたが、時には大きな災害を起こす川でもありました。近年は、上流部に五十里、川俣、川治、湯西川の4つのダムが完成しそれらの流域面積は鬼怒川全流域の約40%を占めるものでありその洪水調節効果は大きなものになっています。

▲鬼怒川流域

五十里ダム 川俣ダム 川治ダム 湯西川ダム


2.日光ブランド認定 (日光市認定)   
 鬼怒川上流ダム群(五十里ダム、川俣ダム、川治ダム、湯西川ダムの4つのダムとダム湖)は、平成26年2月8日、日光ブランドに認定されました。
 
 栃木県日光市では、日光の価値や魅力を高める自然や歴史、文化、風習、食などの「もの」や「こと」を日光ブランドとして認定し、全国に発信していきます。
 
 日光市内に点在する様々な地域資源を、広く発信することにより、日光市のイメージを高め、産業の振興や市民の生活力を向上させ地域活性化につなげることを目的に、日光ブランド認定制度を実施しています。

▲日光ブランド認定証

▲五十里ダムと五十里湖 ▲川俣ダムと川俣湖 ▲川治ダムと八汐湖 ▲湯西川ダムと湯西川湖


3.湯西川ダックツアー   
 湯西川湖で運行されている水陸両用バスは、地域活性化を促すために、平成18年から社会実験として川治ダム湖(八汐湖)を利用し始められました。
 
 その後、湯西川ダムが完成したことから、平成25年より湯西川ダム湖(湯西川湖)で運行されています。
 
 平成20年からは、水陸両用バスの運行が定期的(春~秋)に実施され、年間約1万5千人の観光客が利用し、今では年間約2万3千人の観光客が利用するまでに至っています。

 ダックツアーに参加すると、普段は立ち入る事のできない湯西川ダムの堤体内を見学できるほか、エレベーターを下りた先の下流広場からダムを見上げる事ができます。

 また、水陸両用バスの醍醐味といえば、バスに乗車したままダム湖にダイブし、そのまま遊覧できる事。大自然のなか、普段は見られない景色を楽しむ事ができます。

 発着場所は「湯西川・水の郷」と「道の駅・湯西川」の2ヶ所から選ぶ事ができます。

 ご予約等についての詳細は、ダックツアーHPをご覧ください。

▲水陸両用バス

▲ダッパくん


4.ダムカレー   
 最近、メディアでも話題になる事が多いダムカレー。 ダムマニアならぬ、ダムカレーマニアの方がいらっしゃるようです。
 「道の駅・湯西川」では、川治ダムカレーと湯西川ダムカレーの2種類のダムカレーを食べる事ができます。

 川治ダムカレーは、ダムの型式と同じ、アーチ型となっています。アーチ状にカーブしたご飯が、カレーのルーを堰き止めています。湯西川ダムカレーと比べると量は少なめで、女性でも食べやすい量です。
 湯西川ダムは重力式なので、ダムカレーも同様、ずっしりとボリューム感たっぷり。ご飯の量が多めなので、食べ応え満点です。
 どちらのカレーも大根、ごぼう、人参、玉ねぎ、きのこなどの野菜がたっぷり使われており、地元食材を味わうことができます。

 また、こちらでダムカレーを頼んだ方だけが貰える、「道の駅・湯西川」限定のダムカード。川治ダムカレー・湯西川ダムカレーの2種類のカードが用意されており、どちらか頼んだ方のカードを貰う事ができます。

 「道の駅・湯西川」に訪れ、なおかつダムカレーを頼んだ方しか手に入れる事のできない、レアカード。ぜひ両方ゲットしてみたいですね。

 詳細は、「道の駅・湯西川」HPをご覧ください。

▲川治ダムカレー

▲湯西川ダムカレー

▲湯西川ダムカレーカード ▲贅沢に2枚をゲット! ▲川治ダムカレーカード


5.3つのダム見学&歴史探訪ツアー(川治温泉旅館組合主催)   
 今年の6月に、「3つのダム見学&歴史探訪ツアー」というダムツアーが企画され、川治温泉宿泊者限定で毎週土曜日と日曜日に開催されました。
 ツアーで巡るダムは当事務所が管理する「五十里ダム」と「川治ダム」、そして栃木県が管理する「小網ダム」の3つです。
 ダムの堤体内やキャットウォーク(アーチダムの下流側に設置されている、鋼製の管理用通路)を見学したり、ダム湖の成り立ちやダム周辺の歴史などを紹介してもらいながら3つのダムを巡ります。
 また、このツアーの参加特典として、限定ダムカードもプレゼントされました。
 クレストゲートから放流している川治ダムがデザインされたダムカードは、傾けると写真が動く、面白いカードとなっています。

 そして今秋、こちらのツアーが再度開催される事となりました。

 詳細は、主催者HPをご覧ください。

▲五十里ダム放流の様子を
眺める見学者達

▲参加者限定のダムカード ▲川治ダムキャットウォークを歩く様子 ▲五十里ダムで説明を受ける見学者達


6.川俣ダム 星空観察会(鬼怒川源流・栗山ツアー実行委員会主催)   
 2015年から8月に、夜の川俣ダムで開催されているのが「川俣ダム星空観察会」。
 スタート地点のダム駐車場からトンネル内を歩くこと約5分、待ち構えているのはライトアップされた川俣ダム。暗闇のなか照らされている川俣ダムは、いつもより一層迫力が感じられます。

 参加者全員でダムの天端に寝転んだ後、すべての照明が消され、視界いっぱいに星空の世界が広がります。まさに天然のプラネタリウムです。
 天体望遠鏡による月や惑星の観察もできるほか、専門の先生の説明のもと、星空や惑星について学ぶ事ができます。
 翌日には川俣ダムの見学会が開催されます。普段は入る事のできない場所を、ダム管理支所の職員が説明しながらご案内します。

 また、今年8月のツアーは、天候不良で中止になったため、10月21日(土)に実施します。

 詳細は、鬼怒川源流・栗山ツアーHPをご覧ください。

▲暗闇のなか照らされた
川俣ダム

▲堤体直下から見上げる川俣ダム ▲天端にて職員による説明を受ける ▲専門の先生から惑星について学ぶ

7.鬼怒川上流4ダムスタンプラリー

 当事務所が管理している、4つのダムではスタンプラリー台紙を配布しています。
 それぞれのダムに設置されているスタンプを台紙に押していただき、全てのスタンプを集められた方には、「ダムカードホルダー」を差し上げています。
 こちらのダムカードホルダーには、各ダムにて配布している「ダムカード」を収納する事ができます。
 ダムにお越しになった際には、ぜひスタンプリーに挑戦していただき、「ダムカードホルダー」をゲットしてみてください。

▲スタンプラリー台紙

▲ダムカードホルダー
◆鬼怒川上流4ダムスタンプラリーについては、こちらをご覧ください。 →ご案内(PDF)

◆スタンプラリー台紙の配布場所については、こちらをご覧ください。→ご案内(PDF)