サンルダムで「2019第20回郷土の森づくり」が開催されました(サンルダム)

2019.10掲載
水源地環境センター
研究第一部 最上 友香子

 令和元年9月21日(土)にサンルダムで『2019第20回郷土の森づくり』(主催:名寄川河川事務所 サンルダム管理支所、後援:下川町)が開催され、約80名の参加者が集まりました。

 サンル川周辺の森の再生を目指して始められた『郷土の森づくり』は、今年で20年目を迎えました。

▲サンルダム

▲サンルダム植樹会

開会式

 前日は雨天で天気が心配されましたが、当日は青空の下、開会式が行われました。

 開会式の挨拶においては、本年度管理を開始したサンルダムへの地域振興の期待が多く述べられました。

▲開会式の様子

植樹会

 ダム湖右岸側の町道サンル12線沿いの植樹会場において、植樹方法の説明を受け、 参加者各々が
お気に入りの苗木を選び、植樹がスタートしました。

 今年も「生態学的混播混植法」による植樹が行われ、ミズナラ・エゾヤマザクラ・ナナカマド・ケヤマハンノキ・ ハルニレ・オニグルミ・ズミ・ハシドイ・ヤチダモ・シラカンバ・イタヤカエデ・ホオノキの12種を計40ユニット・400ポットを植樹しました。

※生態学的混播・混植法:
 サンル川周辺の自然林から採取した種や苗木 を植え、できるだけ自然に任せてその場にあった森を
つくる植樹手法

▲植樹方法の説明

▲苗木を選ぶ参加者

▲植樹の様子

新たな取り組み(シカの食害対策)

 故郷への思いをこめて植樹した苗木が一本でも多く成長し、森がつくられていくように、20年目を迎えた現在でも試行錯誤が続けられています。

 今年度の新たな取組みとして、植樹した苗木をシカの食害から守るための柵を設置したユニットが設けられました。

 また、柵内のユニットには、植樹した苗木の周りに他の植物が生えにくくするために、防草シートが敷かれました。

▲シカの食害対策の柵

▲シカの食害対策の柵内の植樹箇所の防草シート

植樹会後のお楽しみ

 植樹会後は、地元の方々に準備いただいた豚汁をおいしくいただきました。

▲植樹会後の豚汁の振舞い

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