水源地紹介

2017.12掲載
独立行政法人 水資源機構
荒川ダム総合管理所

浦山うらやまダム(埼玉県秩父市)

 荒川の河口から上流へ遡ること約130km、荒川の支流である浦山川へ2kmほど入った所に浦山ダムはその大きな姿を現します。全国第6位の高さ(156m)を誇る浦山ダムは「地域に開かれたダム」として多くの方々が訪れます。




<事業目的>

1.洪水調節
 ダム地点の計画高水流量毎秒1,000m3のうち毎秒890m3をダムで調節し、ダム下流域の洪水被害の軽減を図ります。

2.水道用水の補給
 埼玉県・東京都・秩父市の水道用水として、新たに毎秒4.1m3の取水を可能にします。

3.既得取水の安定化・河川環境の保全
 河川流量が豊富なときにダムに貯留し、河川に必要な流量が不足しているときにダムから水を補給す
ることによって、荒川河岸の既得用水の取水安定化を図ります。また、河川環境保全のために河川に必
要な流量を確保します。
 
 4.発電
 ダムからの放流水を利用して最大出力5,000kwの発電を行います。

  

<ダム諸元>



▲アクセスマップ詳しくはこちら
  ・ 所在地 :埼玉県秩父市
  ・ 河川名 :荒川水系浦山川
  ・ ダム形式 :重力式コンクリートダム
  ・ 完成 :1999(平成11)年
  ・ 総貯水容量 :5,800万m3
  ・ ダム高 :156m
  ・ 堤頂長 :372m
  ・ 堤体積 :175万m3



<地域に開かれたダムとして>

 浦山ダムは「地域に開かれたダム」としてダム天端だけでなく、ダム内部を一般開放しており自由にご見学いただくことができるほか、地域と連携したイベント開催の場としても有効活用されています。(なお、現在、堤体エレベータの整備工事を実施しているため、平成30年3月31日までダム内部へは入れません。どうぞご了承下さい。)



 
▲ダム堤体内の様子   ▲ダム天端の様子(痛車いたしゃ・コスプレイベント)


<防災資料館うららぴあ>

 浦山ダムの右岸側に「防災資料館うららぴあ」があります。浦山ダムに関する様々な展示だけでなく、浦山ダムカレーが食べられる「さくら湖食堂」、そして日本ダム協会が運営するダム博物館の分館(写真館)があります。


【荒川ダム総合管理所ホームページ】http://www.water.go.jp/kanto/arakawa/index.html




■浦山ダム周辺の紹介

 浦山ダムの所在する埼玉県秩父市は、木々の生い茂る山々が連なる大自然に抱かれた歴史の里として、札所巡りで知られる秩父三十四観音霊場や、真冬の夜空を煌々と彩る秩父夜祭など多彩な表情を併せ持つ、魅力あふれる見どころ満載なエリアです。
 浦山ダム周辺の見どころスポットなどを紹介します。




〇秩父神社

 秩父市の中心部にあり、およそ2000年の歴史を誇る秩父の総社として古くから崇敬を集め、パワースポットとしても注目を浴びています。本殿にある「つなぎの龍」や「北辰の梟(ふくろう)」の彫刻が有名です。  秩父のシンボルとして親しまれている武甲山は、古来より信仰の対象とされてきました。堂々たる姿をした山で、その山頂からは秩父市内を一望できます。
 そして、武甲山のふもとにある羊山公園では、4~5月上旬に色とりどりの芝桜が鮮やかに開花します。

〇秩父路のSL

 1944(昭和19)年製造のSL機関車がけん引するイベント列車。土日を中心に秩父鉄道の熊谷駅から三峰口駅の間を「パレオエクスプレス」として運行されています。

〇武甲山と羊山公園の芝桜

 秩父のシンボルとして親しまれている武甲山は、古来より信仰の対象とされてきました。堂々たる姿をした山で、その山頂からは秩父市内を一望できます。
 そして、武甲山のふもとにある羊山公園では、4~5月上旬に色とりどりの芝桜が鮮やかに開花します。

〇秩父夜祭

 毎年12月2、3日にかけて催される日本三大曳山祭りの一つ。江戸時代の寛文年間に始められたと言われており、昨年、「秩父祭の屋台行事と神楽」を含む『山・鉾・屋台行事』33件がユネスコの無形文化遺産に登録されたことが大きな話題となりました。




☆秩父市の観光情報サイト☆

 【秩父観光ナビ ホームページ】https://navi.city.chichibu.lg.jp/

 【秩父観光協会 ホームページ】http://www.chichibuji.gr.jp/




荒川上流には、秩父4ダム(浦山ダム、滝沢ダム、二瀬ダム、合角ダム)もありHPで紹介されています。
是非、のぞいて見ては如何でしょうか。