森吉山もりよしざんダム周辺の冬の観光スポット紹介<森吉山の樹氷>

2019.01掲載
国土交通省 東北地方整備局
能代河川国道事務所
森吉山ダム管理支所


▲森吉山と樹氷

▲今にも動き出しそうな姿は、正にスノーモンスター!

 厳冬の東北の山で見られる【樹氷】は、日本海からの強い季節風に乗った水滴が針葉樹の葉にぶつかり凍ったものです。森吉山ダムが位置する北秋田市の森吉山は、日本三大樹氷観賞地(森吉山、蔵王連峰、八甲田山)のひとつ。樹氷は別名スノーモンスターとも呼ばれ、白銀に輝く迫力ある姿を楽しめる絶好のシーズンが間もなくやってきます。

 樹氷は、東北地方の奥羽山脈の一部の山域(八甲田山、森吉山、八幡平はちまんたい、蔵王連峰、吾妻山あづまやまなど)の亜高山地帯でしか確認されず、海外ではほとんど例がありません。樹氷ができるためには、常緑の針葉樹の存在、冬型の気象条件に加え、適度な強風、適度な降雪量、適度な低温、多量の過冷却水滴の有無といった特殊な条件が必要だからと言われています。
 森吉山阿仁あにスキー場の樹氷は例年1月中旬から3月上旬にかけて見ごろを迎えます。ゴンドラ山頂駅舎から徒歩5分で幻想的な風景が見られます。期間中は、ゴンドラ山頂駅舎に併設する森吉山ビジターセンター「ぷらっと」に樹氷案内人が常駐し、樹氷についての説明や長靴・スノーシュー・和かんじき・ストックの貸出(数量限定)などのサポートをしてくれます。


▲まるで別世界に紛れ込んだかのよう

 地中から飛び出してきたかのような樹氷が山肌を覆い尽くす様は圧巻です。1周約30分ほどのコースを歩くと、樹氷と一緒に遠くに見える山並みの美しさが相まって、別世界に入り込んでしまったかのような幻想的な風景が迎えてくれます。大きなものでは5メートルを超え、それぞれが個性的な姿をしているので、じっくりと見ているとあっという間に時が過ぎていきます。
 絶景の森吉山阿仁スキー場までお越しの際には、ぜひ真っ白な湖面が広がる森吉山ダムにもお立ち寄りください。
 また、1月26日(土)午後2時30分から北秋田市 阿仁ふるさと文化センター(阿仁公民館 北秋田市阿仁水無字大町146-1)で「国際樹氷サミット北秋田市」が開催されます。このサミットは、三大樹氷観賞地を構成する北秋田市、山形市、青森市の連携事業として、各市長をはじめ樹氷関係者によるパネルディスカッション等を通し、希少性の高い冬の神秘的な樹氷群を沢山の方々に知ってもらうために国内外へ向けて情報発信するものです。初回は山形市、2回目は青森市、今年3回目は北秋田市の開催で、3市が1巡することとなります。サミットの観覧は無料ですので、興味のある方は、是非お越しください。


▲花の百名山としても知られる森吉山
(6月下旬から花の季節が始まります)

▲昨年1月下旬の森吉山ダムの様子 湖面全体が結氷

森吉山ダム周辺マップ
https://drive.google.com/open?id=1XK0eHnPLOaGsLFCLeloEI9yOtKx0DTMz&usp=sharing

森吉山阿仁スキー場ホームページ
http://www.aniski.jp/

森吉山ダム管理支所ホームページ
http://www.thr.mlit.go.jp/noshiro/kasen/moriyoshi/