地域の未来を守る!防災について考えよう!

中部地方整備局 矢作ダム管理所

1.はじめに

矢作ダムは、岐阜県恵那市(右岸側)と愛知県豊田市(左岸側)に跨がるアーチ式コンクリートダムです。昭和46年3月のダム完成から約50年を迎え、これまで多くの来訪者を受け入れてきました。

矢作ダムは、防災の他、観光・地域振興の資源の役割も期待されています。昨年11月17~20日、ダムが地域に身近なより良い存在となるよう、学生や自治体、建設業協会等地域の方々に対して、イベントを開催しました。

会場入り口の風景

2.催しの目的

①土砂災害や洪水による被害について理解を深め、防災意識を高める。
②「地域の守り手」である、建設業の仕事を体験し理解を深める。
③水源地域の状況やダムの重要性を理解し、みんなで協力し合う関係を構築する。

3.催しの概要

①重機体験 (水陸両用ブル、ICTバックホウ)
②降雨体験機
③土石流模型実験
④VR体験(東海豪雨)
⑤ドローン体験
⑥ダム・砂防事業の説明
⑦矢作ダム探検

位置図

(1)重機体験

(水陸両用ブル、ICTバックホウ)
日本に5台しか存在しない水陸両用ブルドーザの操作体験を実施。
小学生たちが大型重機をリモコン操作し楽しいイベントとなりました。

(2)降雨体験機

降雨体験のマシンの中で1時間に120mmの降水を来訪者に体験いただきました。

(3)土石流模型実験

砂防ダムがあるときとないときでどんな影響があるか、模型を用いて説明しました。

(4)VR体験

(恵南(東海)豪雨 平成12年9月)
バーチャルゴーグルを装着し、恵南豪雨の矢作川の浸水被害を来訪者に体験していただきました。

(5)ドローン体験

災害時などに活躍するドローンの操作を体験していただきました。

(6)ダム・砂防事業の説明

ダム・砂防の役割や恵南豪雨当時の体験談などパネルを用いて説明しました。

(7)矢作ダム探検

来訪者に実際にダムの堤体内を探検してもらい、ダムの中がどんなものか体験していただきました。

4.終わりに

矢作ダムのイベント実施にあたり、来訪いただきました皆様はもとより、各自治体、建設業協会等ご協力いただきました関係機関様へ、この場をお借りしてお礼申し上げますと共に、今後も矢作ダムの事業につきまして、ご協力いただきますようお願い申し上げます。

ダムカレーもおいしく頂きました。

矢作ダムHP:https://www.cbr.mlit.go.jp/yahagi/index.php
Twitter:https://twitter.com/mlit_yahagi