一般財団法人 水源地環境センター
研究第二部 主任研究員 坂口宗功
当センターは、内閣府が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期「スマート防災ネットワークの構築」の中のサブ課題D「流域内の貯留機能を最大限活用した被害軽減の実現」に参画しています。
2025年6月9日にTODA HALL&CONFERENCE TOKYOで開催されたSIP「スマート防災ネットワーク」シンポジウム2025にて、当センターの取り組みを紹介するためのミニプレゼンとポスター展示を実施しましたので、その様子を報告します。
SIP「スマート防災ネットワーク」シンポジウム2025の開催概要として、”デジタル技術の最前線で活躍する専門家と共に、“デジタルトランスフォーメーション”によって変わる防災の姿や、目指す安全・安心な社会の未来像を探る”としており、クラスター株式会社 代表取締役CEO 加藤直人氏、筑波大学 デジタルネイチャー開発研究センター長 落合陽一氏による特別講演や有識者によるトークセッション、最先端の研究開発の紹介などが行われました。
受付
展示会場
当センターが参画するサブ課題Dからは、当方の他に国立研究開発法人 土木研究所、一般財団法人 国土技術研究センター、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構から参加いただきました。当日は、参加メンバーでミニプレゼン、ポスター展示を行い、シンポジウムに参加された企業・一般の方等様々な方にご興味をもっていただきました。
ポスター説明の状況
ミニプレゼンの状況
ペーパークラフト配布の状況
会場内の状況
今までダムにあまり縁がなかったとおっしゃっていた参加者の方も、ミニプレゼンでダムの役割(利水、治水)や洪水時のダム操作、水門・排水機場の機能などダムの基礎的な事項をご理解いただき、ポスター展示の説明を通じて当センターの取り組みにもご興味を持っていただけました。
また、多くの参加者の方に鶴田ダム、川治ダムのペーパークラフトを手に取っていただき、ダムに親しみを持っていただくことができました。
今回のシンポジウムを通じて我々の業務を知っていただき、流域の周辺の企業や住民の防災意識が向上することで、安全・安心な社会の実現につながるとともに、今後もこのようなイベントで情報発信を続ける重要性も再認識しました。