月山がっさんダム~山形県鶴岡市

2018.10掲載
国土交通省 東北地方整備局
月山ダム管理所

1.月山ダムの紹介

 月山ダムは、山形県の庄内平野を流れる一級河川赤川の支川梵字川に、「洪水調節」 「河川環境の保全」「水道用水の供給」「水力発電」を目的として建設された多目的ダムです。
 高さ123m、長さ393m、総貯水容量6,500万m3の重力式コンクリートダムで、 昭和48年(1973)にダム建設への予備調査が開始され、昭和56年(1981)に建設事業として着工し、平成14年(2002)3月に完成しました。

▲周辺地図 ▲月山ダム全景

【月山ダムの目的】

  • ◆洪水調節
     ダム地点の計画高水流量の2,900m3/sのうち1,000m3/sの洪水調節を行う計画ですが、現在は、赤川下流の河道整備の状況を踏まえ、暫定的な操作で運用しています。 (暫定操作:最大流入量2,000m3/sのうち、500m3/sの洪水調節を行います。)
  • ◆河川環境の保全
     ダムに貯められた水を安定的に河川へ供給することで、流水の正常な機能を維持し、魚類等の生息環境を保全するとともに、夏場の渇水時でも、庄内平野のかんがい用水を安定して取水できるようにしています。
  • ◆水道用水の供給
     庄内南部地域の水道用水を安定的に確保しています。
  • ◆水力発電
     月山ダム右岸に設けられた利水共用取水設備から最大毎秒13立方メートルを取水し、最大時有効落差80メートルを利用して最大8,800キロワットを発電します。発電に使用された水は、再び河川へ放流されます。

【月山ダムの特徴】

☆月山ダムライトアップ☆

 庄内地域の主要イベント等に併せてダムライトアップを行っています。
 全国のダムファン有志によるイベント「日本ダムアワード2016」において“臨時部門ライトアップ賞”を受賞した『暗闇に浮かぶ月模様』を是非、ご覧ください。


☆月山ダム内部見学☆

 4月から11月末まで土日祝日も休まず、9時から16時まで“ダム堤体内見学”を行っています。

≪12月~3月(土・日・祝日休館)≫
 10名以下であれば予約無しでも見学できます。詳しくは、月山ダムホームページをご覧ください。

URL:http://www.thr.mlit.go.jp/gassan/


☆月山ダムの集い☆

 森林や湖に触れて・親しんでいただくことで、心と体をリフレッシュしながら、ダム等の役割・重要性について理解を深めていただくことを目的として、毎年7月下旬に開催しているイベントです。ボートに乗ってダム湖の巡視を体験する「あさひ月山湖見学」や子供達に人気の「月山ダムジャンケン大会」など様々な催し物で、大人から子供まで1日中楽しめます。


▲ジャンケン大会

▲あさひ月山湖見学

2.月山ダム周辺の紹介

●米の粉の滝ドライブイン

 大自然の四季の移ろいを表情豊かに魅せてくれる、米の粉の滝。敷地内には春は桜、秋は紅葉が楽しめる庭園があります。
売店では地元の特産品を数多く揃えており、食堂では「月山ダムカレー」も販売しています。


●加茂水族館(クラゲドリーム館)

 山形県内唯一の水族館。クラゲの展示種類(50種類以上)は世界一を誇り、色とりどりの様々なクラゲが漂う様子はとても魅惑的です。このほかにも子どもに人気のアシカショーやウミネコの餌付けなど楽しさ満載。海月(くらげ)ラーメンやクラゲアイスも大人気です。


▲クラゲドリームシアター(クラゲ大水槽)

●羽黒山

 出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古修験道の山として古くから信仰を集め、出羽三山全体がパワースポットとされています。羽黒山山頂までの表参道は、石畳が2,446段続き、山頂の出羽(羽黒)神社は、全国的にも珍しい「三神合祭殿」で、出羽三山の神々が祀られています。


▲三神合祭殿

▲五重塔

3.鶴岡市の主なイベント


▲天神祭

○鶴岡天神祭(化けもの祭り) 5月25日

 菅原道真公を祀る天満宮のお祭りで、老若男女に関係なく、派手な花模様の長襦袢に帯を締め、手ぬぐいと編み笠で顔を隠し、手に杯と徳利を持ち、無言で酒を振舞います。 この化けものになって、3年間誰にも知られず天満宮にお参りできると願いがかなうと言われています。



▲赤川花火大会

○赤川花火大会 8月中旬

「日本で五指に入る」と絶賛される花火大会。

全国トップクラスの花火師達選りすぐりの約12,000発の花火が、観客を魅了します。


月山ダム管理所ホームページ
http://www.thr.mlit.go.jp/gassan/index.html